安定期に入ると辛かったつわりが軽くなり、新生活に向けた活力が湧いてくる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、安定期にやっておきたいことを、体験談をベースに紹介します!
参考になる点、ならない点があるかと思いますが、ひとつの目安になると嬉しいです!
そもそも安定期とは?
妊娠16週から28週(5~7か月)頃までのおよそ3か月間を指します。
妊娠12週頃から胎盤が完成し始め、15週頃までに完成することで安定期が始まります。
文字どおり妊娠状態が「安定」する時期ですが、16週になったからといってスパッとつわりが軽くなるわけではなく、じわじわと安定していくようです。
妻を見ていると、「そういえば吐く回数減ったな」という感じでした。
赤ちゃんの状態
妊娠・出産情報が盛りだくさんのパパ用アプリ「パパninaru」によると、安定期に入った16週の赤ちゃんの大きさは”トイレットペーパー”くらいとのことです。
エコーでは人のような姿が見えてきますが、まだ「何かの生物」感が強い見た目(ぼく個人の感想ですが…)をしています。
性別がわかり始める人も出てきます。
日本産婦人科学会では「性別は教えないように」という指針を出しています。
明確な理由は見つけられずただの推測ですが、
- 間違えて判断した場合にクレームがくる可能性がある
『女の子って聞いたのに実際は男の子だった!女の子用のかわいい服を買ってしまったから弁償しろ!!』みたいな感じ? - 希望する性別でなかった場合に中絶を選択する可能性がある
田舎や名家では長男が家や家業・会社を継ぐものだ、という風習が残っていることがあり、『早く跡継ぎを産め』という(時代錯誤な)プレッシャーをかけられる?
ただ、その方針は病院を縛る義務ではないようで、ぼくたちが通院したクリニックでは「はっきりと『男、女』とは伝えません。」というものでした。
お母さんの状態
胎盤が完成することにより、多くの妊婦さんはつわりの症状が軽くなるとともに、流産のリスクが低下します。
これまで何をするにも不快感が付いて回っていたので、軽くなることでいろんなことをする意欲が湧いてくるようです。
においの不快感や吐き気が収まって色々食べられるようになる半面、食べ過ぎて適正値より太ってしまう方も珍しくないそう。
食べ過ぎや栄養バランスの乱れには引き続き注意が必要な時期といえます。
やっておきたいこと
夫婦でやっておきたいこと
「やっておきたい」というよりも「やって良かったこと」というのが近いかもしれません。
妊娠後期に入ったら満足に動くことが難しくなります。
また、子どもが生まれると多くの行動に制約が付き、夫婦2人だけのときと比べて自由度が低くなります。
そう考えたぼくたちは、体調と相談しながらこのようなことをやりました!
外食
「子どもが生まれたら外食に行きにくくなる。高級店ならなおさら!」ってことで仙台市のほどほど高級な焼肉店へ。
サプライズでデザートプレートに安産祈願という字と出産予定日を書いてもらいました!

サプライズなんて何年ぶり笑?って感じだけど良い思い出になった!
お店の女将さんは子連れでもウェルカムと言ってましたが、やっぱり周りのお客さんに迷惑かけないか不安なので、このタイミングで行って良かったと思います。
旅行
ぼくたち夫婦はキャンプが大好きでしたが、妊娠がわかってからはさすがに行ってません。
その代わりと言ってはなんですが、デイキャンプや安産祈願、ドライブなど比較的近場の小旅行に行きました!
体調と要相談の上、何か不安があればかかりつけの医師に聞いてみましょう。
(おそらく「自己責任で」と言われると思いますが…)
いつまでなら旅行に行けるのか、というのは皆さん気になると思いますが、これも体調次第で自己責任ということになってくるかと思います。
ちなみにうちは妊娠32週頃に車で1時間以上かかる蔵王までドライブしました!
帰省
ぼくたち夫婦は転勤族で、今は飛行機で地元に帰る距離に住んでいます。
出産予定日が近くなると飛行機での移動は制約がかかるしそもそも移動が大変です。
妊婦さんの飛行機搭乗について、助産師さんが書いている記事にこんな内容が書いてありました。
妊婦さんの飛行機への搭乗は「いつから」「いつまで」と明確な決まりがあるわけではありません。
妊婦さんは飛行機に乗っても大丈夫?〜航空機の規則と医療面の安全性から〜 – 産婦人科オンラインジャーナル
ANAとJALの規定によると、妊娠後期での搭乗は医師による診断書や医師同伴が必要です。
具体的には、出産予定日が4週間以内(妊娠36週以降)に入っている場合は、航空会社へ医師による診断書の提出が必要です。
国内線は出産予定日が7日以内、国際線は出産予定日が14日以内の場合、診断書の提出および医師の同伴が必要です。
出産直前でなくとも飛行機の中は満足な医療設備はなく、生まれてからの移動でも子がギャン泣きしたときに焦るので少なくとも1年は難しいかもしれません。
なので安定期終了間近の25週に帰省することにしました。
里帰り出産をする予定であればなおさら、実家の環境を再確認して育児用品を買いそろえる(または親にお願いする)必要があります。
育児用品検討・購入
大物を買うなら今!ということで、近くの赤ちゃん本舗へ。
前々から目を付けていたベビーベッド、バウンサー、チャイルドシート、抱っこ紐を購入。
その総額はなんと約20万!

1カ月の手取りの大半が吹き飛ぶインパクト。。。

でもまとめ買いセールで10%オフの約17万になりました!
赤ちゃん本舗ではときどきこのようなセールを行っているようなので、情報収集は大事です!
部屋のレイアウト変更
新生児を家に迎えるにあたり、大規模な部屋のレイアウト変更が必要になる可能性があります。
うちの場合、そのままだと頭か足元にしかベビーベッドを置けなかったので、すのこベッドをDIYすることにしました!
このころはカインズに何度も足を運び、DIYコーナーで2×4(ツーバイフォー)材を結構な本数準備してました。
おかげで(?)カインズのDIYコーナー担当の方と仲良くなりました笑

夫婦そろって丸ノコを使えるので、この程度はお手の物。
替え刃などの消耗品は買う必要がありますが、カインズの会員なら木材購入の当日に限りDIYコーナーを2時間無料で利用できます!

大人用のすのこベッド。
先人がネットに残した設計図をもとに、寝室の広さにぴったりなサイズで作成しました。
若干ギシギシ音が鳴りますが、概ね満足の仕上がりです。
下はロボット掃除機が入れる高さに設計しています。

子ども用のすのこベッド。
左側の格子部分にベビーベッドを置き、右側の広い部分は一時的な荷物置きとして利用する設計です。
奥に大人用ベッドを置くので何らかの拍子にベビーベッドが手前に押し出されないよう固定用の板を付けています。大人用ベッドから子どもの様子が見えるようにと思って同じ高さに設計しましたが、ベビーベッドを置く分、もう少し低く設計した方が見やすかったかも。
断捨離
子どもが家にいると服やおもちゃ、各種消耗品のストックなど、荷物がすごく増えます。
着てなかったけどクローゼットに余裕があったから取っていた服、前の家では使えた小物、見ないことにしていた「いつか使うから」の品々をBOOKOFFで売ることにしました。
やる気と余裕があればフリマサイトの方が高く売れるかもしれませんが、余裕なかったので諦めました笑
中には百均で買った雑貨もありましたが、1個5円とかだし一瞬で査定が終わります。
再販売できないような物を持ち込んでごめんなさい…
妻がやっておきたいこと
職場への報告や産前産後休暇や育休の調整
勤務先に育休制度が整っている場合は長めに取得する方も多いと思います。
産前休暇(休業)は出産予定日の6週間前から始まります。
油断してたらいつのまにか期日が到来してしまうので、仕事の処理や引継ぎは元気があるうちに計画的に進めましょう。
(里帰り出産するなら)産院の手配と必要物品を実家に連絡
里帰り出産をする場合、まず受け入れてくれる産院を探す必要があります。
産院が見つかったら今度は実家に必要な育児グッズを買いそろえておきましょう。
実家が比較的近くなら、挨拶がてら下見するとイメージが付きやすいですね!
遠方の場合、育児グッズは楽天やAmazonで購入して配送先を実家に設定するか、直接親に買いに行ってもらいましょう。

後者は面倒をかけるので個人的には前者がいいと思います
夫がやっておきたいこと
職場への報告や育休の調整
これは職場によってやり方が違うと思います。
ぼくの場合、まずは上司と業務上関わりのある部署の人たちに報告、出産が近くなったら職場全体に報告しました。
(うちは20人くらいの小さな職場なので全体に報告しましたが、規模が大きな企業なら部署内だけでもいいかもしれません)。
年末レベルの大掃除
これは妻と子どもが退院するまでにやればいいと思います。
赤ちゃんには年末も年始もないので大掃除はできるときにやりましょう。
特に力のいる作業や暑い・寒い中の窓掃除は負担が大きいので積極的に!
出産後の役所手続きのための休暇申請や仕事調整
出生届の提出やマイナンバーカードの発行など、出産後は役所で必要な手続きがいくつかあります。
それに加えて手続きしたらもらえる自治体独自の補助金や割引券なんかもあります。
大体は妊娠届提出時に役所で案内されているはずなので書類は捨てずに取っておき、申請方法や期限を把握しておきましょう。
ドラえもんになる
妻の希望を叶える存在、つまりドラえもんになりましょう笑
夫である皆さんにはつわりも安定期もありません。
いつもの調子で「疲れてるから〜」とか言わずに、安定期のうちにたくさんの思い出を作りましょう!
まとめ
安定期に入るとこれまでの苦しさからある程度解放されて活発になりがちですが、病気やケガには気を付けた生活を送りましょう。
出産するとその先10年くらいは行動に制限が出てきます。
自分たちの希望だけで行動できるのは今だけ!「〇〇をやっておけば良かった、、、」なんてならないように、やることリストを作っておきましょう!
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